人工股関節プラザ

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 人工股関節手術も始まって50年近くが経過して、合併症さえ起こさなければ、通常の生活をおくるぐらいなら充分その使命を果たせるところまで来たように思われます。
 また人間の骨の形は有史以来変わっていません。従って人工関節のデザインは現状では変わりようがありません。ただもし人工関節の材質が変われば、そこに一つの新たな可能性が生じてくると思われます。
 
 
 
 

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 例えば、現在もMPCポリマー加工やビタミンE配合など、摩耗を減らす努力が色々なされています。
 ただより大きな問題は人工関節の材質よりも自前の骨の方が加齢と共に劣化してくるということなのです。
 一言でいえば骨粗鬆症の問題です。
 
 
 
 

ひとこと

現在の人工股関節手術は、痛みを除いて、ごく普通の生活なら充分に楽しんでいただけるところまで来ていると思います。

コンタクトスポーツや全力で行うスポーツは推奨されませんが、ゴルフ、ゲートボール、水泳などなら問題なく楽しんでいただけます。
 
 

 スイスに留学していた時、患者さんに“俺の股関節はすっかりダメになったらしいから、もっと丈夫な金属の関節にしてくれ!”と言われて驚いたことがあります。
 色々な考え方があるものです。やや年配の方ならバイオニックジェミーというTV番組をご存知かもしれませんし、パラリンピックでも義足のアスリートがすごいスピードで走ったり、跳ねたりできるのを見ることができます。ロボット技術が発達すると、こんな夢が見られるようになるかもしれません。

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